「鼻煙」とは、葉たばこを粉にしたあと薬材、香料を加えて作ったかぎたばこのこと。明代の万暦年間(一五七五~一六二〇年)にイタリアのイエズス会士、マテオ·リッチが伝えたとされる。かぎたばこを入れるつぼが、「鼻煙壺」。ふたの内側に柄の長い杓子(しやくし)が付いている。かぎ方は、杓子でたばこを取り出して掌にのせ、鼻をすりつけて味わうか、ひとつまみを鼻孔にさし込む。味はいろいろあるが、臭みの強いものが圧倒的...
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「鼻煙」とは、葉たばこを粉にしたあと薬材、香料を加えて作ったかぎたばこのこと。明代の万暦年間(一五七五~一六二〇年)にイタリアのイエズス会士、マテオ·リッチが伝えたとされる。かぎたばこを入れるつぼが、「鼻煙壺」。ふたの内側に柄の長い杓子(しやくし)が付いている。かぎ方は、杓子でたばこを取り出して掌にのせ、鼻をすりつけて味わうか、ひとつまみを鼻孔にさし込む。味はいろいろあるが、臭みの強いものが圧倒的...