結婚式で新郎新婦が偕老同穴を誓って飲み交わす酒に「鴛鴦(えんよう)酒」と呼ばれる酒がある。味も色も違う2種類の酒をふしぎな壼に入れたもので、新郎には白くてからいほうの酒をつぎ、新婦には赤くて甘いほうの酒をつぐ。この風習は、宋代(960~1279)の中原地方で盛んに行われていたという。そこには大空を飛ぶ鴛鴦2羽の鳥のように仲むつまじく、という願いがこめられており、一つの壼から2種類の酒が出るという趣...
Please login first!
結婚式で新郎新婦が偕老同穴を誓って飲み交わす酒に「鴛鴦(えんよう)酒」と呼ばれる酒がある。味も色も違う2種類の酒をふしぎな壼に入れたもので、新郎には白くてからいほうの酒をつぎ、新婦には赤くて甘いほうの酒をつぐ。この風習は、宋代(960~1279)の中原地方で盛んに行われていたという。そこには大空を飛ぶ鴛鴦2羽の鳥のように仲むつまじく、という願いがこめられており、一つの壼から2種類の酒が出るという趣...