劉芸という書家が書いた『古詩四体習字手本』に、朱学範、啓功、呉作人といった、この道のそうそうたる大家の賛辞が寄せられ、注目の的となっている。内容は、小学校から高校までの教科書に出てくる古詩から五十八首を選び、楷書、行書、篆(てん)書、隷書の四体に書き分けたもの。同種の本は別に珍しくはないが、実際にその書を見てみると、思わずうなってしまう。楷書は運筆が端正で構成が引き締まっている。行書は洗練され、ひ...
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劉芸という書家が書いた『古詩四体習字手本』に、朱学範、啓功、呉作人といった、この道のそうそうたる大家の賛辞が寄せられ、注目の的となっている。内容は、小学校から高校までの教科書に出てくる古詩から五十八首を選び、楷書、行書、篆(てん)書、隷書の四体に書き分けたもの。同種の本は別に珍しくはないが、実際にその書を見てみると、思わずうなってしまう。楷書は運筆が端正で構成が引き締まっている。行書は洗練され、ひ...