青海高原に住むトウ族の女性は刺繡が得意だ。その種類は多彩、色彩は鮮やかで華麗、技術も精緻で、古来有名な湖南省や蘇州の刺繡にも匹敵する美しさだ。彼女らの服や装身具も実に凝っている。頭にはにしき織で縁取りしたフェルトの帽子。上着は長いガウンで、首とえりに細かい模様がついている。両方の袖は五色の糸で刺繡した花模様だが、そのそれぞれの色に意味がある。すなわち黒は彼らトウ族の住む肥沃な大地。緑はその山や川や...
Please login first!
青海高原に住むトウ族の女性は刺繡が得意だ。その種類は多彩、色彩は鮮やかで華麗、技術も精緻で、古来有名な湖南省や蘇州の刺繡にも匹敵する美しさだ。彼女らの服や装身具も実に凝っている。頭にはにしき織で縁取りしたフェルトの帽子。上着は長いガウンで、首とえりに細かい模様がついている。両方の袖は五色の糸で刺繡した花模様だが、そのそれぞれの色に意味がある。すなわち黒は彼らトウ族の住む肥沃な大地。緑はその山や川や...