「山不在高,有文則名」。文峰山。山東省·掖県から七·五キロのところに立つ山。山はそれほど高くはないが、山中に北朝の石刻が数多く見られることで、文峰山は内外によく知られている山だ。鄭道昭。北魏の大書道家として有名な人物。この人が書いた「鄭文公下碑」の石刻が、山の斜面に広がる密林の中で見つかっている。これこそ魏碑の中の魏碑。わが国の書道の源流を探る上で貴重な資料となるものだ。魏晋南北朝時代は、わが国の...
Please login first!
「山不在高,有文則名」。文峰山。山東省·掖県から七·五キロのところに立つ山。山はそれほど高くはないが、山中に北朝の石刻が数多く見られることで、文峰山は内外によく知られている山だ。鄭道昭。北魏の大書道家として有名な人物。この人が書いた「鄭文公下碑」の石刻が、山の斜面に広がる密林の中で見つかっている。これこそ魏碑の中の魏碑。わが国の書道の源流を探る上で貴重な資料となるものだ。魏晋南北朝時代は、わが国の...