「十代名都」として今に数々の名勝古跡を伝える南京。六朝(東呉、東晋、宋、斉、梁、陳)から南唐、明の初期、そして太平天国、中華民国と十代にわたって都が置かれたことから、市内には、それぞれの時代の“香り”を残す無数の歴史遺跡が散らばっている。「秦淮河にもやう船の灯のにぎやかさは天下第一だ。岸辺に軒をつらねる家々のはなやかなこと、十里、さながら珠(しゆ)のすだれを垂れかけたかのようだ」とは『板橋雑記』に...
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「十代名都」として今に数々の名勝古跡を伝える南京。六朝(東呉、東晋、宋、斉、梁、陳)から南唐、明の初期、そして太平天国、中華民国と十代にわたって都が置かれたことから、市内には、それぞれの時代の“香り”を残す無数の歴史遺跡が散らばっている。「秦淮河にもやう船の灯のにぎやかさは天下第一だ。岸辺に軒をつらねる家々のはなやかなこと、十里、さながら珠(しゆ)のすだれを垂れかけたかのようだ」とは『板橋雑記』に...