「蟋蟀(しつしゆっ)」は、こおろぎのことです。これを戦わせる遊びが、「闘蟋蟀」。唐代に始まり、宋代には書物にも記され、明清の時代にもっとも盛んになりました。清代には、闘蟋蟀賭博が開帳されました。秋になると、街のあちこちに天幕が張られ、北京は一時、蟋蟀の賭博の都として有名になります。蟋蟀は「促織」とも言うので、賭博は織造府が管理するようになり、それに関する決まりも設けられました。しかし一般の人は、単...
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「蟋蟀(しつしゆっ)」は、こおろぎのことです。これを戦わせる遊びが、「闘蟋蟀」。唐代に始まり、宋代には書物にも記され、明清の時代にもっとも盛んになりました。清代には、闘蟋蟀賭博が開帳されました。秋になると、街のあちこちに天幕が張られ、北京は一時、蟋蟀の賭博の都として有名になります。蟋蟀は「促織」とも言うので、賭博は織造府が管理するようになり、それに関する決まりも設けられました。しかし一般の人は、単...