中国の漢方薬店には、同仁堂、楽仁堂、敬修堂など、「堂」のついた店名が多いが、この由来は漢末の名医張仲景の「坐堂行医」(堂に坐して医を行う)にさかのぼる。張仲景は、幼時からたくさんの医書を読んだ。のちに同郷の名医張伯祖について医術を学び、故郷、その他の地で医者をした。「傷寒論」「金匱要略」の二著作を著し、漢方医学の発展に大きく貢献した。張仲景が長沙の地方長官をしていたとき、腸チフスが流行した。彼は公...
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中国の漢方薬店には、同仁堂、楽仁堂、敬修堂など、「堂」のついた店名が多いが、この由来は漢末の名医張仲景の「坐堂行医」(堂に坐して医を行う)にさかのぼる。張仲景は、幼時からたくさんの医書を読んだ。のちに同郷の名医張伯祖について医術を学び、故郷、その他の地で医者をした。「傷寒論」「金匱要略」の二著作を著し、漢方医学の発展に大きく貢献した。張仲景が長沙の地方長官をしていたとき、腸チフスが流行した。彼は公...