高まる不満の声は社会の進歩

いま中国で、こんな言葉が流行っている。「端起碗来吃肉,放下筷子罵娘」。つまり、碗を持ちあげて肉を食べても、ごちそうさまと言ったところで罵声を飛ばす、との意味だ。これは、人びとの生活はよくなったが、それでも不平不満がかえって多くなり、さらに罵る人もいる、という一種おかしな現象が存在することを的確に表現したもの。十年間の改革を経て、中国人の生活は確かに改善された。北京市の調査によれば、物価は上がったが...