史話の第一回、一月号で、篆刻の起源として重要な「封泥(ふうでい)」について、ちょっとだけ触れました。「封泥」が大量に出土するようになるのは清代以降ですが、近代·現代の篆刻家たちは、この素朴な“古代芸術”に、ずいぶんと惚れ込み、自己の芸術創作のうえでも多大なインスピレーションを得ています。現在、印は、篆刻も含め、「印泥(いんでい)」(印肉。主に朱肉)を用いて紙あるいは絹の上に押されますが、こうした方...
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史話の第一回、一月号で、篆刻の起源として重要な「封泥(ふうでい)」について、ちょっとだけ触れました。「封泥」が大量に出土するようになるのは清代以降ですが、近代·現代の篆刻家たちは、この素朴な“古代芸術”に、ずいぶんと惚れ込み、自己の芸術創作のうえでも多大なインスピレーションを得ています。現在、印は、篆刻も含め、「印泥(いんでい)」(印肉。主に朱肉)を用いて紙あるいは絹の上に押されますが、こうした方...