「八仙、海を渡り、各(おのおの)、神通を現わす」という伝説は、中国では誰でも知っている。この「八仙が海を渡った」といわれる場所が、渤海海峡の長島海域である。長島は、廟島群島あるいは長山群島とも言われ、古くは蓬萊仙島と呼ばれていた。山東半島と遼東半島の間、渤海と黄海の接点に浮かぶ。島の数は、大小合わせて三十二。昔から海産物が豊富で、風光明媚なところである。また、渡り鳥が南北に移動する際の“自然の旅の...
Please login first!
「八仙、海を渡り、各(おのおの)、神通を現わす」という伝説は、中国では誰でも知っている。この「八仙が海を渡った」といわれる場所が、渤海海峡の長島海域である。長島は、廟島群島あるいは長山群島とも言われ、古くは蓬萊仙島と呼ばれていた。山東半島と遼東半島の間、渤海と黄海の接点に浮かぶ。島の数は、大小合わせて三十二。昔から海産物が豊富で、風光明媚なところである。また、渡り鳥が南北に移動する際の“自然の旅の...