太行山の東南、山西省高平から米山鎮北朱荘へ行く途中に風神廟という廟がある。山を背に建てられ、松柏が生い茂っている。正殿に歩み入ると、笑みをたたえた神像が立っており、お供え台の下には、竜が目を見開き、首をぐっと持ち上げている。竜の口は直径7センチの深い穴になっている。不思議なのは、この竜の口から、まるで息をしているかのように、たえず風が出ていることだ。さらに不思議なことに、その“息”は三日吸って三日...
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太行山の東南、山西省高平から米山鎮北朱荘へ行く途中に風神廟という廟がある。山を背に建てられ、松柏が生い茂っている。正殿に歩み入ると、笑みをたたえた神像が立っており、お供え台の下には、竜が目を見開き、首をぐっと持ち上げている。竜の口は直径7センチの深い穴になっている。不思議なのは、この竜の口から、まるで息をしているかのように、たえず風が出ていることだ。さらに不思議なことに、その“息”は三日吸って三日...