前同では、安徽(あんき)出身の篆刻家群いわゆる「徽派(きは)」について簡車にお活しました。十八世紀も中葉になると、徽派に代わって、今度は「浙派(せっぱ)」が、一転、大勢を制するようになります。浙派興隆の礎をすえたのが、一代の大家、丁敬(ていけい)でした。丁敬、字は敬身、号は硯林、鈍丁、梅農、丁居士などなど。丁敬のもとに多くの弟子が集いますが、師の丁敬を筆頭に、蔣仁(しようじん)、黄易、奚(けい)岡...
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前同では、安徽(あんき)出身の篆刻家群いわゆる「徽派(きは)」について簡車にお活しました。十八世紀も中葉になると、徽派に代わって、今度は「浙派(せっぱ)」が、一転、大勢を制するようになります。浙派興隆の礎をすえたのが、一代の大家、丁敬(ていけい)でした。丁敬、字は敬身、号は硯林、鈍丁、梅農、丁居士などなど。丁敬のもとに多くの弟子が集いますが、師の丁敬を筆頭に、蔣仁(しようじん)、黄易、奚(けい)岡...