地道に生きる女性副県長

河南省宜陽県の単娘副県長は、街清掃の仕事も兼ねている。八六年六月からである。報酬は月三十九元に過ぎない。彼女は今年四十八歳、学校に通う三人子供の母親だ。夫婦二人の給料を合わせても支出に追いつかず、清掃の収入があって何とか生活を維持できる、という状態である。カラーテレビどころか、白黒テレビも買えないのだ。『中国青年報』に載ったこの記事は、大きな反響を呼んだ。県長として清掃よりもっと大切な仕事があるは...