中国ですすめられている経済体制改革の中で、私営企業が再び出現した。一九五〇年代の中ごろ、あまりにも急な速度で私営の商工業に対する社会主義的改革がおこなわれ、さらにその後の極左路線、とりわけ「プロ文革」の十年にわたる動乱の中で、私営の企業はすっかり姿を消してしまった。やがて社会主義の初級段階に至って公有制のみの単一経済は生産の発展、大衆生活の面でマイナスをもたらすことが実証されたのである。対外開放と...
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中国ですすめられている経済体制改革の中で、私営企業が再び出現した。一九五〇年代の中ごろ、あまりにも急な速度で私営の商工業に対する社会主義的改革がおこなわれ、さらにその後の極左路線、とりわけ「プロ文革」の十年にわたる動乱の中で、私営の企業はすっかり姿を消してしまった。やがて社会主義の初級段階に至って公有制のみの単一経済は生産の発展、大衆生活の面でマイナスをもたらすことが実証されたのである。対外開放と...