臘梅は冬から春への橋わたしの花ともいえよう。昔から花を求める詩人たちは、百花爛漫の春を待ち切れず雪を踏んで臘梅を愛で、詩を残している。宋の詩人韓元吉(一一一八~?)は、臘梅の姿と香りを「恰(あたか)も金裳を縷(つらね)るがごとく、濃薫は百和の香なり」と詠んでいるが、中国古代の花を頌える詩を集めた『古代百花詩』という詩集では、梅、海棠、蓮の花についでこの韓元吉の詩など臘梅を歌ったものが十一首も選ばれ...
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臘梅は冬から春への橋わたしの花ともいえよう。昔から花を求める詩人たちは、百花爛漫の春を待ち切れず雪を踏んで臘梅を愛で、詩を残している。宋の詩人韓元吉(一一一八~?)は、臘梅の姿と香りを「恰(あたか)も金裳を縷(つらね)るがごとく、濃薫は百和の香なり」と詠んでいるが、中国古代の花を頌える詩を集めた『古代百花詩』という詩集では、梅、海棠、蓮の花についでこの韓元吉の詩など臘梅を歌ったものが十一首も選ばれ...