九十三歳で十回目の登山黄山を描き続ける劉海粟画伯

中国随一の名山·黄山で絵画創作にはげむのは、中国画壇の大御所劉海粟さん。九十三歳の今年、七月から八月にかけて黄山にスケッチの登山。今回で実に十回を数える。黄山を終生描き続ける気骨ある画家だ。黄山は安徽省南部にそびえる名山中の名山。黄河、長江、長城と並ぶ風景の壮大さで内外によく知られる。主峰は天都峰、一八二九メートル。古くから画家や文人の多くが訪れている。「黄山はわが師であり、わたしは黄山の友である...