大黄河の上流、青海省の共和県と貴南県の県境に、いま、中国最大の発電所がつくられようとしている。竜羊峡。険しい山間を、さながら竜のように“身をくねらせて”流れ下る黄河。この竜の「のどくび」にもあたるところにダムを築き、黄河の治水とあわせ、奥地開発のための電力を生み出そうという一大プロジェクトがいよいよ最終段階に入った。ダムの堤高は一七八メートル。発電所には四台の発電機が据えられ、年間発電量は、六〇·...
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大黄河の上流、青海省の共和県と貴南県の県境に、いま、中国最大の発電所がつくられようとしている。竜羊峡。険しい山間を、さながら竜のように“身をくねらせて”流れ下る黄河。この竜の「のどくび」にもあたるところにダムを築き、黄河の治水とあわせ、奥地開発のための電力を生み出そうという一大プロジェクトがいよいよ最終段階に入った。ダムの堤高は一七八メートル。発電所には四台の発電機が据えられ、年間発電量は、六〇·...