改革を阻む企業家への逆恨み

今年八月のある日、遼寧省瀋陽市の人民旅社（旅館）の女性経理王淑琴さんが殺害された。この事件が引き起こした反響は一般の殺人事件よりはるかに大きく、今日でも議論の的となっている。王淑琴さんは三十九歳、三年前に改革中で同旅杜の経理（責任者）に抜てきされた。「大釜の飯を食う」（働いても働かなくても収入は同じ）がもたらしたサービス低下を改善するため、彼女は思い切って「サービス規準」を作制、各ポストにいる職員...