舒同は、今年八十三歳、現代の名声高い書家の一人である。その剛健で雄厚な書風は、「舒体」として人びとを魅(ひ)きつけている。すでに一九三〇年代、舒同は「紅軍書道家」と呼ばれていた。これは、毛沢東同志が井岡山革命根拠地で紅軍を率いて遊撃戦を展開していたころ、舒同に贈った“称号”である。のちに延安に抗日軍政大学が創設されたとき、大学側は毛主席に校名の揮毫を依頼したが、当時毛主席は『実践論』の執筆最中とあ...
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舒同は、今年八十三歳、現代の名声高い書家の一人である。その剛健で雄厚な書風は、「舒体」として人びとを魅(ひ)きつけている。すでに一九三〇年代、舒同は「紅軍書道家」と呼ばれていた。これは、毛沢東同志が井岡山革命根拠地で紅軍を率いて遊撃戦を展開していたころ、舒同に贈った“称号”である。のちに延安に抗日軍政大学が創設されたとき、大学側は毛主席に校名の揮毫を依頼したが、当時毛主席は『実践論』の執筆最中とあ...