「弩弓」(古代の兵器の一種)と矢はリースー族の男子のシンボルだ。片時も体から離さない。リースー族には「弓が引けない者は男ではない」との諺がある。「弩」は弓に似て三日月形、長さ約一メートル。真ん中にみぞがついていて、そこから矢を射る。みぞの下に牛の骨でできた引き金がはめ込まれている。射る時には黄麻(ツナソ)をかけた弦をはめ込みに伸ばし入れ、そこで引き金を引くと矢が飛ぶ仕組みになっている。矢には数種類...
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「弩弓」(古代の兵器の一種)と矢はリースー族の男子のシンボルだ。片時も体から離さない。リースー族には「弓が引けない者は男ではない」との諺がある。「弩」は弓に似て三日月形、長さ約一メートル。真ん中にみぞがついていて、そこから矢を射る。みぞの下に牛の骨でできた引き金がはめ込まれている。射る時には黄麻(ツナソ)をかけた弦をはめ込みに伸ばし入れ、そこで引き金を引くと矢が飛ぶ仕組みになっている。矢には数種類...