古都洛陽は中原の要地に位置する。この地には石刻の粋が集められている。南の郊外にある竜門石窟は、壁一面に龕(がん)(岩壁や仏塔の下に彫り込んだむろ。中に仏嫁や宝物を収める)が彫り込まれ、北魏から唐までの仏像大小十万体を擁し、碑文は三千六百を超える。竜門の北五キロにある関林廟(三国時代蜀の名将·関羽の首を葬った墓と伝えられる)には、一九八〇年に「洛陽古代石刻芸術館」が建てられて、石刻、石碑など千三百余...
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古都洛陽は中原の要地に位置する。この地には石刻の粋が集められている。南の郊外にある竜門石窟は、壁一面に龕(がん)(岩壁や仏塔の下に彫り込んだむろ。中に仏嫁や宝物を収める)が彫り込まれ、北魏から唐までの仏像大小十万体を擁し、碑文は三千六百を超える。竜門の北五キロにある関林廟(三国時代蜀の名将·関羽の首を葬った墓と伝えられる)には、一九八〇年に「洛陽古代石刻芸術館」が建てられて、石刻、石碑など千三百余...