雍正帝から乾隆帝へ、清代は、中国史上でもまれにみる“盛んな御代”を迎えます。囲碁が「国技」として確立し、名手が輩出したのも、雍正·乾隆の時代でした。晩清の棋士·鄧元鏸は、多くの棋譜を集めて比較研究し百六十九人の棋士を評定して『国朝奕家姓名録』を著していますが、棋力の高下によって、「大家」「名家」「第二手」「第三手」「第四手」と分け、さながら清代囲碁界番付表の感があるのですが、「大家」の多くは、雍正...
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雍正帝から乾隆帝へ、清代は、中国史上でもまれにみる“盛んな御代”を迎えます。囲碁が「国技」として確立し、名手が輩出したのも、雍正·乾隆の時代でした。晩清の棋士·鄧元鏸は、多くの棋譜を集めて比較研究し百六十九人の棋士を評定して『国朝奕家姓名録』を著していますが、棋力の高下によって、「大家」「名家」「第二手」「第三手」「第四手」と分け、さながら清代囲碁界番付表の感があるのですが、「大家」の多くは、雍正...