西晋·華芳玻璃碗　シルクロードとガラス

堆積したガラスの砕片が北京の八宝山の古墓で見つかった。実に千六百年以上も地中に眠っていたことになる。しかしその後、二十年も文物倉庫に置き忘れられてしまう。あまりに粉々に砕けていたからだ。八四年九月、幸運にも専門家の目に触れ、丹精こめて復元された。歴史の塵をはらうと、昔の光彩を放った。西域からシルクロードを通って伝わったガラスの碗である。高さ七·二センチ、口径一〇·七センチ。球状で、首はややしぼられ...