北京西南郊外の盧溝橋が修復を終え、五十年前の姿に硝煙弾雨は今はなく、松柏の緑まぶしく、平和を象徴するハトが空中をゆるやかに旋回する。欄干に座る、あるいは立つ獅子たちは抗日戦争の生き証人。その上にかすかにのこる弾痕と、橋中央部の当時のままの敷石(写真左上)は、不幸な歴史をいやがうえにもよびさます。橋の東側、今は盧溝橋村と改名した宛平城は、第二十九軍団大隊の指揮部が置かれたところ。激しい戦闘は二十四日...
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北京西南郊外の盧溝橋が修復を終え、五十年前の姿に硝煙弾雨は今はなく、松柏の緑まぶしく、平和を象徴するハトが空中をゆるやかに旋回する。欄干に座る、あるいは立つ獅子たちは抗日戦争の生き証人。その上にかすかにのこる弾痕と、橋中央部の当時のままの敷石(写真左上)は、不幸な歴史をいやがうえにもよびさます。橋の東側、今は盧溝橋村と改名した宛平城は、第二十九軍団大隊の指揮部が置かれたところ。激しい戦闘は二十四日...