日本には中国の古典詩に精通した漢学者が多い。対聯(たいれん)が、「詩中の詩」として日本で喜ばれているのも当然だ。昭和八年に、すでに東京で『中国春聯集解』(下永寛次著)という本が出版されている。中国の対聯について日本で最も早く出版された専門書だ。中国の対聯は、唐代あたりから日本に伝わっている。鑑真和上が日本に渡ってから、日本の寺々で対聯が張られるようになった。例えば、唐代に日本の長崎の東明山に興福寺...
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日本には中国の古典詩に精通した漢学者が多い。対聯(たいれん)が、「詩中の詩」として日本で喜ばれているのも当然だ。昭和八年に、すでに東京で『中国春聯集解』(下永寛次著)という本が出版されている。中国の対聯について日本で最も早く出版された専門書だ。中国の対聯は、唐代あたりから日本に伝わっている。鑑真和上が日本に渡ってから、日本の寺々で対聯が張られるようになった。例えば、唐代に日本の長崎の東明山に興福寺...