昆明で御用　国際麻薬密輸団

ゴールデン·トライアングルタイ、ビルマ、ラオス国境の、約一五万五〇〇〇平方キロ、台湾省二つぶんの広さの三角地帯は「ゴールデン·トライアングル」と呼ばれている。ここに金鉱があるわけではない。二百年以上前から、アヘンをとるケシが盛んに作られているからだ。毎年六百～七百トンの生アヘンを産し、これを精製したヘロインは世界の生産量の七〇％を占めている。そこには麻薬の武装密輸集団が巣くっていて、あの手この手で...