チベットのシガズェに来て、ザシロンブ寺へ行かない人はいないだろう。ここは、ラサのポタラ宮にも負けない美しい大寺院で、今でも五百人を超える僧がいる黄教四大寺院の一つであり、寺内には多数の仏教芸術の逸品が保存されている。寺の名のザシロンブというのは、チベット語で吉祥須弥という意味である。寺の西北山の中腹に大岩壁のような晒仏台があり、これは一四六八年の建造で、石を積み上げて造ったものだ。毎年チベット暦の...
Please login first!
チベットのシガズェに来て、ザシロンブ寺へ行かない人はいないだろう。ここは、ラサのポタラ宮にも負けない美しい大寺院で、今でも五百人を超える僧がいる黄教四大寺院の一つであり、寺内には多数の仏教芸術の逸品が保存されている。寺の名のザシロンブというのは、チベット語で吉祥須弥という意味である。寺の西北山の中腹に大岩壁のような晒仏台があり、これは一四六八年の建造で、石を積み上げて造ったものだ。毎年チベット暦の...