所は四川省涪陵県、長江と烏江の合流地点より一キロ上流の川の中に、長さ一六〇〇メートルの石の丘陵がある。その丘陵に、魚の絵が刻まれている。民間には「石の魚が見えると豊年の兆し」と伝えられていたが、このなぞは長い間解かれていなかった。調べによると、そこに刻まれている二匹の石の魚は、清の康熙二十四年(一六八五)に刻まれたもので、“清代双魚”と呼ばれている。もう一匹は、その“双魚”の間にあり、題辞から見れ...
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所は四川省涪陵県、長江と烏江の合流地点より一キロ上流の川の中に、長さ一六〇〇メートルの石の丘陵がある。その丘陵に、魚の絵が刻まれている。民間には「石の魚が見えると豊年の兆し」と伝えられていたが、このなぞは長い間解かれていなかった。調べによると、そこに刻まれている二匹の石の魚は、清の康熙二十四年(一六八五)に刻まれたもので、“清代双魚”と呼ばれている。もう一匹は、その“双魚”の間にあり、題辞から見れ...