張偉くんは北京育才学校の小学生で、十三歳。母方のおばあちゃんは長いあいだ半身不随の状態で、自分で身の回りのことができない。二年前のわずか十一歳のときだった。張くんは両親、兄、姉に習って自らすすんでおばあちゃんの世話をしはじめた。毎日、昼に下校すると家に急ぎ、遊ぶこともしないでおばあちゃんの面倒を見るのだ。大人を手伝って水を飲ませたりご飯を食べさせたり、大小便の仕末もしてあげる。おばあちゃんは耳が遠...
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張偉くんは北京育才学校の小学生で、十三歳。母方のおばあちゃんは長いあいだ半身不随の状態で、自分で身の回りのことができない。二年前のわずか十一歳のときだった。張くんは両親、兄、姉に習って自らすすんでおばあちゃんの世話をしはじめた。毎日、昼に下校すると家に急ぎ、遊ぶこともしないでおばあちゃんの面倒を見るのだ。大人を手伝って水を飲ませたりご飯を食べさせたり、大小便の仕末もしてあげる。おばあちゃんは耳が遠...