峨眉山観光には特別な楽しみがひとつある。サルが見られることだ。峨眉山のサルは二種類。一種は土地の猿で、群れをつくって活動する野生猿。海抜一二〇〇メートルから二五〇〇メートルあたりの山中に出没する。体が大きく、成長したオスのサルは二〇キロから三〇キロもある。人にもなれていて、多くの寺や廟で、このサルに餌を与えている。サルたちは寺の僧、とくに餌を与えてくれる僧を“主人視”して服従する。山の住民にも、き...
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峨眉山観光には特別な楽しみがひとつある。サルが見られることだ。峨眉山のサルは二種類。一種は土地の猿で、群れをつくって活動する野生猿。海抜一二〇〇メートルから二五〇〇メートルあたりの山中に出没する。体が大きく、成長したオスのサルは二〇キロから三〇キロもある。人にもなれていて、多くの寺や廟で、このサルに餌を与えている。サルたちは寺の僧、とくに餌を与えてくれる僧を“主人視”して服従する。山の住民にも、き...