最古の神話集とされているのは、『山海経(せんがいきょう)』。『山海経』はまた古代の地理書でもある。作者は不詳。いつごろ成ったかについても定説はない。おそらく『禹貢』よりも早い時期だろう。十八巻。民間伝説の中から地理の知識と神話を集めている。最古の説話小説集は『捜神記(そうしんき)』。東晋(三一七~四二〇)の干宝の作。二〇巻。原本は散逸してなく、今に伝わる『捜神記』は、後人が『法苑珠林』『太平御覧』...
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最古の神話集とされているのは、『山海経(せんがいきょう)』。『山海経』はまた古代の地理書でもある。作者は不詳。いつごろ成ったかについても定説はない。おそらく『禹貢』よりも早い時期だろう。十八巻。民間伝説の中から地理の知識と神話を集めている。最古の説話小説集は『捜神記(そうしんき)』。東晋(三一七~四二〇)の干宝の作。二〇巻。原本は散逸してなく、今に伝わる『捜神記』は、後人が『法苑珠林』『太平御覧』...