戦国時代(BC四七五~BC二二一)も末、秦の荘襄王の後を襲って太子の政(せい)が秦王の位についた。後の始皇帝である。秦王·政は呂不韋(りよふい)を宰相として重用した。呂不韋は食客を厚遇したため、その数は三千人にも上ったという。呂不韋が食客たちに編集させたのが『呂氏春秋』である。『呂氏春秋』は二六巻、一六〇篇。儒家道家を主とし、名家、法家、墨家、農家、陰陽家など各家の学説が収められている。学説は、ひ...
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戦国時代(BC四七五~BC二二一)も末、秦の荘襄王の後を襲って太子の政(せい)が秦王の位についた。後の始皇帝である。秦王·政は呂不韋(りよふい)を宰相として重用した。呂不韋は食客を厚遇したため、その数は三千人にも上ったという。呂不韋が食客たちに編集させたのが『呂氏春秋』である。『呂氏春秋』は二六巻、一六〇篇。儒家道家を主とし、名家、法家、墨家、農家、陰陽家など各家の学説が収められている。学説は、ひ...