広西チワン族自治区桂林市陽朔県の碧蓮峰の石の壁には、極めて目立つ大きな草書の「帯」の字が刻まれてある。筆の運びは竜の舞うように、のびのびとしてなめらかである。字の大きさは三余メートルで、作者は清代の王元仁である。彼は、草書にすぐれ、道光十四年(一八三四)、陽朔県県令に任じた。着任したその年,この大きな「帯」の字を書いた。唐代の有名な文学者、韓愈は「江作青羅帯,山如碧玉簪」(江は青い絹の帯になぞらえ...
Please login first!
広西チワン族自治区桂林市陽朔県の碧蓮峰の石の壁には、極めて目立つ大きな草書の「帯」の字が刻まれてある。筆の運びは竜の舞うように、のびのびとしてなめらかである。字の大きさは三余メートルで、作者は清代の王元仁である。彼は、草書にすぐれ、道光十四年(一八三四)、陽朔県県令に任じた。着任したその年,この大きな「帯」の字を書いた。唐代の有名な文学者、韓愈は「江作青羅帯,山如碧玉簪」(江は青い絹の帯になぞらえ...