中国の広東、広西、湖南、江西の四つの省·自治区が境界を接するところに、「五嶺」とよばれる五つの山脈が東西方角に連綿とつづいている。すなわち、越城、都龐、萌渚、騎田、大庾の各山脈である。秦、漢以降、五嶺以南の地域は嶺南と呼ばれてきた。南越国は秦末に嶺南に出現した史上最初の地方割拠政権である。五主、九十三年にわたってつづき、嶺南地域の発展に大きな役割を果たした。一昨年の夏、広州の象崗山で発見された石づ...
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中国の広東、広西、湖南、江西の四つの省·自治区が境界を接するところに、「五嶺」とよばれる五つの山脈が東西方角に連綿とつづいている。すなわち、越城、都龐、萌渚、騎田、大庾の各山脈である。秦、漢以降、五嶺以南の地域は嶺南と呼ばれてきた。南越国は秦末に嶺南に出現した史上最初の地方割拠政権である。五主、九十三年にわたってつづき、嶺南地域の発展に大きな役割を果たした。一昨年の夏、広州の象崗山で発見された石づ...