広州市の光孝寺の境内に、全く同じ形をした東西二つの鋳鉄の仏塔があるが、これは、中国に現存する古塔の中の逸品である。西の鉄塔は九六三年の鋳造、東の鉄塔は九六七年の鋳造である。方形で、もともとの高さは七·六九メートル、塔身には大小の仏像が一〇〇〇尊近くあり、当初は金貼りの塔身が、目を奪うばかりに輝いていたそうだが、千年の風雨にさらされたとはいえ、いまも、ところどころに金の色がのこっているのが見える。技...
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広州市の光孝寺の境内に、全く同じ形をした東西二つの鋳鉄の仏塔があるが、これは、中国に現存する古塔の中の逸品である。西の鉄塔は九六三年の鋳造、東の鉄塔は九六七年の鋳造である。方形で、もともとの高さは七·六九メートル、塔身には大小の仏像が一〇〇〇尊近くあり、当初は金貼りの塔身が、目を奪うばかりに輝いていたそうだが、千年の風雨にさらされたとはいえ、いまも、ところどころに金の色がのこっているのが見える。技...