カラーグラビア参照「夜郎自大」という言葉は、身のほどをわきまえず尊大ぶることのたとえとしてよく知られているが、実は、これはいささか“ぬれぎぬ”だ。古代、山河に隔絶された所では、他国のことを知らないのは、ひとり夜郎国の王だけだろうか。同じ時代の滇国の王も、漢の使者に向かって、漢と滇国とどちらが大きいかとたずねている。しかし、当時は、漢人も、大地が球形であることを知らず、自分は天下の中心にいると思って...
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カラーグラビア参照「夜郎自大」という言葉は、身のほどをわきまえず尊大ぶることのたとえとしてよく知られているが、実は、これはいささか“ぬれぎぬ”だ。古代、山河に隔絶された所では、他国のことを知らないのは、ひとり夜郎国の王だけだろうか。同じ時代の滇国の王も、漢の使者に向かって、漢と滇国とどちらが大きいかとたずねている。しかし、当時は、漢人も、大地が球形であることを知らず、自分は天下の中心にいると思って...