広西の東蘭県武篆(ウーズワン)公社の拉董村に、大雨洪水予報ができる「気象樹」と呼ばれている木がある。これは高さ一〇メートル、直径一メートル、岩穴の入り口に生えている金剛樹という木だ。岩穴は直接地下川に通じ、洞口から水面までは二五メートルある。大雨や洪水が近付くと、この木は葉の色が赤く変わり、それが数日から十日ほど続いて、もとの緑に戻る。すると一両日のうちに大雨か洪水が来るのだ。一九七四年に落雷でこ...
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広西の東蘭県武篆(ウーズワン)公社の拉董村に、大雨洪水予報ができる「気象樹」と呼ばれている木がある。これは高さ一〇メートル、直径一メートル、岩穴の入り口に生えている金剛樹という木だ。岩穴は直接地下川に通じ、洞口から水面までは二五メートルある。大雨や洪水が近付くと、この木は葉の色が赤く変わり、それが数日から十日ほど続いて、もとの緑に戻る。すると一両日のうちに大雨か洪水が来るのだ。一九七四年に落雷でこ...