水牛と“初対面”―魚米の里、魚台県済寧市をあとにした大運河は、南四湖の西岸にそって曲がりくねりながら南下する。済寧を発つ前日、次の運河の埠頭である魚台県まで、定期船が出ているという話を耳にしたわたしたちは、ここはひとつ自転車の旅は置いて船で運河を下ることにした。水路を行けば大運河の風光を船上からゆっくりと眺めることもできるというものだろう。十一月二十一日(土曜日)。わたしたちを乗せた「魯躍号」が済...
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水牛と“初対面”―魚米の里、魚台県済寧市をあとにした大運河は、南四湖の西岸にそって曲がりくねりながら南下する。済寧を発つ前日、次の運河の埠頭である魚台県まで、定期船が出ているという話を耳にしたわたしたちは、ここはひとつ自転車の旅は置いて船で運河を下ることにした。水路を行けば大運河の風光を船上からゆっくりと眺めることもできるというものだろう。十一月二十一日(土曜日)。わたしたちを乗せた「魯躍号」が済...