李可染の高弟、張歩の山水画展が今年の四月に東京、五月から六月にかけては大阪で開かれるので、今月号のグラフ見開きページはその近作を掲載し、美術評論家の黄苗子氏に紹介をお願いした。中国の山水画は、宋から元にかけて発展をとげたもので、明末清初にも、卓越した画家が現われたが、一九五〇年代以降は、山水画にはさらに人材が輩出している。これまでの山水画は、ややもすると士大夫や文人の俗塵逃避的な感じがあったが、現...
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李可染の高弟、張歩の山水画展が今年の四月に東京、五月から六月にかけては大阪で開かれるので、今月号のグラフ見開きページはその近作を掲載し、美術評論家の黄苗子氏に紹介をお願いした。中国の山水画は、宋から元にかけて発展をとげたもので、明末清初にも、卓越した画家が現われたが、一九五〇年代以降は、山水画にはさらに人材が輩出している。これまでの山水画は、ややもすると士大夫や文人の俗塵逃避的な感じがあったが、現...