春秋時代(前七七〇~前四七七)、楚国(今の湖北省)の卞和(べんか)という者が、外側が石で包まれた玉璞(ぎょくはく)を手に入れ、楚の厲(れい)王に献上した。ところが、厲王はその宝の価値がわからず、かえって、わしをペテンにかける気かといって、卞和をつかまえ右足を斬ってしまった。何年かして卞和はこの玉璞を厲王の息子武王に献上したが、今度も受け入れられず、左足まで斬られてしまった。さらに何年も立って、武王...
Please login first!
春秋時代(前七七〇~前四七七)、楚国(今の湖北省)の卞和(べんか)という者が、外側が石で包まれた玉璞(ぎょくはく)を手に入れ、楚の厲(れい)王に献上した。ところが、厲王はその宝の価値がわからず、かえって、わしをペテンにかける気かといって、卞和をつかまえ右足を斬ってしまった。何年かして卞和はこの玉璞を厲王の息子武王に献上したが、今度も受け入れられず、左足まで斬られてしまった。さらに何年も立って、武王...