グラフ参照大胡同に入る今月の「残冬京華図」では、小さな門がまえの横丁から大きな屋敷のある奥まった大胡同(フートン)へと入る。その前に、「胡同」の名の由来について、少しばかり説明させていただこう。中国の他の都市では、町の名は大抵、「里」「坊」「巷」「街」などでよばれているのに、北京だけは「胡同」の二字を用いている。このことばが最初に出現するのは元代で、有名な元代の戯曲家関漢卿の『単刀会(タンタオホエ...
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グラフ参照大胡同に入る今月の「残冬京華図」では、小さな門がまえの横丁から大きな屋敷のある奥まった大胡同(フートン)へと入る。その前に、「胡同」の名の由来について、少しばかり説明させていただこう。中国の他の都市では、町の名は大抵、「里」「坊」「巷」「街」などでよばれているのに、北京だけは「胡同」の二字を用いている。このことばが最初に出現するのは元代で、有名な元代の戯曲家関漢卿の『単刀会(タンタオホエ...