山西省の臨汾市に、鉄の大仏で知られる寺院があり、その名も「鉄仏寺」という。といっても、この大仏は全部鉄でつくったものではなく、頭だけが鉄製で、これがなかなかみごとなのである。頭の高さが6メートル、幅は5メートル、耳の長さが2·9メートル、口幅が1·6メートルもあり、後頭部が「経蔵」になっていて、30人もの人が入れる。銘文がなく鋳造の年月は不明だが、この寺は唐代の貞観6年(632)に建てられたもので...
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山西省の臨汾市に、鉄の大仏で知られる寺院があり、その名も「鉄仏寺」という。といっても、この大仏は全部鉄でつくったものではなく、頭だけが鉄製で、これがなかなかみごとなのである。頭の高さが6メートル、幅は5メートル、耳の長さが2·9メートル、口幅が1·6メートルもあり、後頭部が「経蔵」になっていて、30人もの人が入れる。銘文がなく鋳造の年月は不明だが、この寺は唐代の貞観6年(632)に建てられたもので...