中国明代のすぐれた本草学者·李時珍は、その著『本草綱目』のなかで、蓮(はす)の実を評価して次のように書いている。「蓮は泥中に産するも泥に汚れず、水中に居るも水に没せず。茎、根、花、実、凡(なみ)の品と同じからず。清浄にして広く用い、群美を兼ぬ。蓮実は滋養の佳品にして、久しく食すれば、身心を強壮にし、長寿にも効あり……」歴代の多くの文人や学者も、詩を詠じ、文章をものして、蓮をほめたたえている。「天に...
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中国明代のすぐれた本草学者·李時珍は、その著『本草綱目』のなかで、蓮(はす)の実を評価して次のように書いている。「蓮は泥中に産するも泥に汚れず、水中に居るも水に没せず。茎、根、花、実、凡(なみ)の品と同じからず。清浄にして広く用い、群美を兼ぬ。蓮実は滋養の佳品にして、久しく食すれば、身心を強壮にし、長寿にも効あり……」歴代の多くの文人や学者も、詩を詠じ、文章をものして、蓮をほめたたえている。「天に...