ぼくのピストシ通学記

ぼくは去年の九月から、北京大学の付属小学校に通っています。ぼくが初めて父母といっしょに中国に来たのは四歳の時でした。それは唐山大地震の年で、地震の続く間は、テントに住んだのを今でもはっきりと覚えています。その時ぼくは、母が中国文学の研究のために北京大学に通っていたので、ぼくも付一属幼稚園に入りました。二年後六歳になった九月に、北京大学付属小学校に入学しました。間もなくぼくたちは日本に帰ることになっ...