開封市の夜店

夜店といえば、北京の春節（旧正月）の伝統的な市―廠甸（チヤンデイエン）のことがまず思い浮かぶ。夜ともなると、くり出した人びとで、押すな押すなの大盛況、通りの両側には、露店が目白押しに並んでいたものである。栗の粉でつくった小さな「窩頭（ウオトウ）」（饅頭に似て、底に穴がつくられている）や水飴を代表とする北京の軽食品が、ここには何でもそろっていだ。それに、のぞきからくりやかざ車、泥人形のふれ売り……。...