金の時代(一一八九年)に作られた蘆溝橋で一年近くおつきあいをいただいてきたこの連載も、今回で終了することとなった。殷墟、楚都江陵、長沙の馬王堆、泉州の古船、河姆渡、洛陽、西安、永楽宮……と一めぐりしたが、やはり、三千年の歴史をもつ北京をはずすわけにはいかない。で、最終回は、首都北京の考古にまつわるトピックを紹介させていただく。フビライ遺愛の酒がめまず一つの石甕(がめ)の物語からはじめるとしよう。北...
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金の時代(一一八九年)に作られた蘆溝橋で一年近くおつきあいをいただいてきたこの連載も、今回で終了することとなった。殷墟、楚都江陵、長沙の馬王堆、泉州の古船、河姆渡、洛陽、西安、永楽宮……と一めぐりしたが、やはり、三千年の歴史をもつ北京をはずすわけにはいかない。で、最終回は、首都北京の考古にまつわるトピックを紹介させていただく。フビライ遺愛の酒がめまず一つの石甕(がめ)の物語からはじめるとしよう。北...