一九八一年五月十八日と二十一日の両日、体重三キロほどの、金銭亀(甲羅に銭模様のあるカメ)が、子がめ三匹と二匹を連れて二回にわたり飼い主のもとに“里帰り”した。この珍しい話を聞いて見物にくる村人はあとを絶たなかった。この金銭亀は、広東省文昌県の農民、林明軒さんのお父さんが、一八五三年に、放し飼いにしていたもので、ふだんは「家」にもどらないが、ごくまれにもどってくる。まるでお正月や祭日にたまに里帰りす...
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一九八一年五月十八日と二十一日の両日、体重三キロほどの、金銭亀(甲羅に銭模様のあるカメ)が、子がめ三匹と二匹を連れて二回にわたり飼い主のもとに“里帰り”した。この珍しい話を聞いて見物にくる村人はあとを絶たなかった。この金銭亀は、広東省文昌県の農民、林明軒さんのお父さんが、一八五三年に、放し飼いにしていたもので、ふだんは「家」にもどらないが、ごくまれにもどってくる。まるでお正月や祭日にたまに里帰りす...