中国北部の農村では、定期的にラバ市が立つ。なかでも、最も規模が大きぐ有名なのが、年に一度山西省の五台山で開かれるラバ市だ。市は農暦の六月、つまり陽暦の七月に開かれる。この時期は、夏の取り入れも終わり、秋の取り入れにもまだ間があるので、役畜を飼育している農民にとっては、貴重な農閑期である。この時期の五台山は、気候がすがすがしく、水も豊富で、飼葉になる草も生い茂って、放牧には恰好の場所である。役畜を飼...
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中国北部の農村では、定期的にラバ市が立つ。なかでも、最も規模が大きぐ有名なのが、年に一度山西省の五台山で開かれるラバ市だ。市は農暦の六月、つまり陽暦の七月に開かれる。この時期は、夏の取り入れも終わり、秋の取り入れにもまだ間があるので、役畜を飼育している農民にとっては、貴重な農閑期である。この時期の五台山は、気候がすがすがしく、水も豊富で、飼葉になる草も生い茂って、放牧には恰好の場所である。役畜を飼...