承徳は河北省北部、北京の東北二五〇キロにあり、周囲を高峻な山にかこまれた盆地の町、気候が良い。約三世紀前の清朝の康煕、乾隆年間に、ここに有名な避暑山荘と外八廟(現存七廟)が建造され、その後毎年旧暦三月から十月まで、皇帝は北京からここに移って朝政を処理した。清朝皇帝の行宮―避暑山荘と、その外周にある八つの寺廟は、規模壮大で、漢、蒙古、チベット各民族の建築様式の特徴を吸収して、高い芸術的価値を持ってい...
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承徳は河北省北部、北京の東北二五〇キロにあり、周囲を高峻な山にかこまれた盆地の町、気候が良い。約三世紀前の清朝の康煕、乾隆年間に、ここに有名な避暑山荘と外八廟(現存七廟)が建造され、その後毎年旧暦三月から十月まで、皇帝は北京からここに移って朝政を処理した。清朝皇帝の行宮―避暑山荘と、その外周にある八つの寺廟は、規模壮大で、漢、蒙古、チベット各民族の建築様式の特徴を吸収して、高い芸術的価値を持ってい...